シーンカード ep00_s1 — 序章①「灯し屋の夕」(書き直し版)
作成: 2026-07-04(別窓・物語設計) / dr06構成表: 序章S1 / 本文未執筆(執筆はメイン窓)
書き直しの狙い: 現29行は世界のルール(火=命=信頼)が立つ前に事件が始まる。
ここで「火を分けるとはどういう行為か」を配達の生活で見せてから、夜の事件に入る。
位置と発火(物語上のタイミング)
- 序章 1/5 — Day1前夜・夕(序章はDay1前夜〜朝の帯・timeline Day1)
- あらすじ1行: 夕の配達。灯し屋の仕事と、いつもと違う潮の音
場面
- 場所: 灯し屋の店内→路地→沖凪亭→店先
- 登場: トモリ f01→f02 / カヤ f01→f02 / ホタル / オキヨ (ホタル・オキヨは短く)
- 視点: トモリ(三人称一元)
物語設計
- GMC: G=夕の配達を回りきる/M=灯し屋見習いの仕事——返している間だけ、ここに居ていい気がする(裏)/C=今日は潮の音が変(胸のざわめき)
- 事件/不可逆変化: なし(唯一の「準備」シーン。世界と日常の確立に全振りする)
- 引き: 配達を終えても、潮のざわめきが消えない(静かな引き)
錨行(原文のまま置く)
- カヤ「配りすぎるんじゃないよ。」→トモリ「だいじょうぶ。ぼくの火は、丈夫ですから。」→カヤ「……いや、お前はそれでいいのかもしれないねえ。」(F-7・幕切れ近くに)
ビート設計
- 店内。蝋を巻く手元から入る(動きの途中から)。カヤとの手仕事の掛け合い——「火を継ぐ」が商いであり祈りであることを、作業の語彙(芯・蝋・継ぎ足し)でにじませる。説明台詞禁止。
- 路地の配達。ホタルの家——小さな火のお裾分け。「なくと、火がゆれちゃう」の子供の世界観で「火=命」のルールを読者に子供の言葉で理解させる(地の文で説明しない)。
- 沖凪亭。オキヨの飯と「まず自分の火を守んな」。トモリの「受け取り下手」の気配を一拍(器を返そうとして押し戻される)——四章以降の主題の種、ここでは軽く。
- 帰り道。潮の音が、いつもより近い(知覚→手が止まる→「今日は、すこし変だ」)。
- 店先。錨行のやり取り(F-7)。カヤの含みで一段沈めて、夜へ。
情報の出し入れ
- 開示: 世界のルール(胸の火・灯し屋の仕事)/トモリの日常の顔
- 触れない: トモリの漂着(三章)/火の異常の自覚(「丈夫」の嘘としてのみ)/器(網)
演出
- 五感: 蝋の匂い(嗅覚)・潮の音(聴覚)——潮の音は5で「近く」なる(不穏の目盛り)
- 反復管理: 「だいじょうぶ」=本作1回目(章1回まで)。「火」の語が続く章なので二度目以降は「灯」「芯」に言い換える
- NG: 世界設定のナレ説明/カヤに何かを語らせる(彼女は手を動かすだけ)
- 一番安易な書き方: 冒頭ナレで「この世界では火が命で——」と説明する→避ける(全部、手と子供の言葉で)
想定字数・表情
- 約2,200字 / トモリの表情替えは4(潮の音)と5(嘘)の2箇所だけ
検査記録(執筆後にメイン窓が埋める)
- ☐ 機械検査 / ☐ 照合(視点・情報・timeline・口調) / ☐ 20観点+音読 / ☐ 台帳更新